冷え性と体の影響②
ふくらはぎの働き
ふくらはぎは第2の心臓とも言われていますが、なぜ、そう言われているのでしょう。
身体の血液は心臓から押し出されて全身を巡り、また心臓へと戻ってきます。
心臓より高い位置にある頭や首などの血液は、重力の関係で心臓へと簡単に戻りますが、
下半身の血液は重力に逆らうため上手く戻ることができません。
人間は二足歩行なので血液が下半身に溜まりやすくなっています。
そこで、下半身の血液を心臓まで戻してくれるのが、ふくらはぎの筋肉です。
ふくらはぎの筋肉が縮んだり緩んだりを繰り返して、
ポンプのように機能することで血液を心臓まで押し上げてくれます。
血液の約7割が下半身に集中しているのですが、
ふくらはぎのポンプの役割のおかげで血液循環がスムーズに行われているのです。
ふくらはぎが第2の心臓と言われているのは、足に溜まってしまった血液を心臓に戻すという働きがあるからです。
このように、大事な働きをしているふくらはぎですが、
揉むことはしても温めることを意識している人はあまりいないようです。
揉むことで効果があるということは、ふくらはぎにはツボがあるということです。
ツボは東洋医学で言うと、気(生命エネルギー)と血の通り道でもあります。
つまり、血液循環でもあるわけですが、このふくらはぎを揉んだり温めたりすることで、
そのツボに関する臓器の働きを調整したり改善することができるのです。
また、近年の夏は年々気温の上昇が見られ、老若男女問わず体を露出する機会も多くなっています。
みなさんの夏のファッションはどんなことに気を配っていますか?
女性は日焼け防止のために上半身は気を付けているようですが、膝から下はどうでしょうか。
最近は男性でも短パンを履いている人をよく見かけるようになりましたが、
そのためか男性でも体の冷えを訴える人が増えているのだそうです。
ふくらはぎの冷え
ふくらはぎが冷えていると感じることはなかなか実感しづらいと思います。
たとえば、デスクワークなどで長時間座りっぱなしでいると脚がむくむということがあります。
それは、冷えや運動不足で脚の血液循環が悪くなっているために脚がむくんでしまうのです。
ずっと座っていることで血液循環が悪くなったのであれば、
脚の運動をして温めてあげれば改善できるのではないでしょうか。
と言っても、デスクワーク中にいきなり運動をするわけにはいかないので1時間に1回でも立ち上がって、
かかとの上げ下げや足踏みをします。
また、トイレに行ったり給湯室に行ってお茶を入れてくるなど少しでも歩く工夫をしましょう。
このように、ふくらはぎの筋肉を使うことで血液を押し流す効果があります。
どうしても、動けない場合はふくらはぎをマッサージするだけでも血流の改善はできそうです。
足先の冷え
そしてもうひとつ、お婆ちゃんやお母さんが言っていた足の冷えの、足先の方を見ていきたいと思います。
どうして、お婆ちゃんやお母さんは、「女の子は足を冷やしてはいけません!」と口うるさく言っていたのでしょう。
それは、足の冷えは女性にとって、とても大切な子宮や卵巣に関係があるからです。
先述にもあるように心臓は身体の上の方にあり、
血液を循環するためにふくらはぎが大事なポンプの役割をしてくれて、下半身の血液を心臓の方に戻してくれます。
ところが、一般的に女性は筋肉量が少ないため、
下半身から心臓のある上部へと血液を送る力が弱く血流が悪くなりやすいのです。
また、血液を送ることができても足先が冷えていると、その冷えた血液がそのまま上へと送られるため、
途中の子宮や卵巣にも冷えた血液が送られてしまいます。
そうなると、子宮や卵巣に十分な酸素や栄養が行き届かず子宮や卵巣に関する病気を引き起こしやすくしてしまうのです。
これはやはり、女性特有の冷えの症状と言えそうです。
それでは、女性特有の子宮や卵巣に関する病気にはどのようなものがあるのでしょう。
『 子宮の病気 』
・子宮内膜症 ・子宮筋腫 ・子宮頸がん ・子宮体がん ・子宮外妊娠など
『 卵巣の病気 』
・内膜症 ・多嚢胞性卵巣 ・卵巣がん ・卵巣良性腫瘍 ・卵巣繊維種など
また、乳腺や胎盤の病気もあり、多くが足の冷え、もしくは血液の滞りと深く密接しています。
このような病気にならなくても、生理痛や生理不順などをひどくさせる原因にもなりそうです。
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