冷えが引き起こす体の不調②
体の冷えは冬の寒い時期ならでは…と思っていませんか?
実は、夏でもそのリスクがあるのです。
電車内やオフィスなどでの冷房のききすぎによって、
体を冷やしてしまう女性は少なくありません。
前回に引き続き、今回は体を冷やさないための予防策、
冷えてしまった場合の対処法についてご紹介します!
体の冷えの予防策
ここからは、体の冷えの予防策について見ていきましょう。
冷えを予防するには、適度な運動やバランスのとれた食事が効果的です。
また、薄着になりすぎないよう、服装を調節したり、
夏でも冷房や扇風機の使い方に注意したりすることも大切です。
有酸素運動が効果的
適度な運動によって筋力をつけて血行を良くしたり、
心身をリフレッシュさせて自律神経を整えたりすることが大切です。
自律神経を整えるための運動としては、激しい運動ではなく、
呼吸を意識して無理なく続ける有酸素運動がおすすめ。
ウォーキングやジョギング、ストレッチなど、
普段運動に慣れていない人でも始めやすい運動があります。
服装や飲食物にも要注意
服装や飲食物の面でも、冷えの予防をしましょう。
体感温度は人によって異なるため、自分に合った服装をすることが大切です。
特に、冷房にあたることの多い夏場は、着脱して調節することができる服装を意識したり、
ひざ掛けや腹巻などを活用したりすることがおすすめです。
また、夏はアイスクリームをはじめとする冷たい食べ物や飲み物をとりがちですが
これは体を冷やす原因となります。
涼しい空間ではできるだけ温かい飲食物をとるようにすることも必要です。
クーラーや扇風機の風に当たり過ぎない
クーラー病にならないための設定温度は、25~28℃とされています。
それ以下にならないように注意しましょう。
外と室内の温度差を5℃以内に保つことで、自律神経の混乱を抑えることができます。
長時間クーラーを使っている場合は、時には窓を開けて外の空気を室内に取り入れることも大切です。
また、クーラーや扇風機の風向きも意識してください。
冷風が体に直接あたっていると、体が冷えるリスクがより高くなってしまいます。
風向きをコントロールして、直接冷風があたらないように工夫しましょう。
体が冷えてしまった場合の解消法
体の冷えをなるべく早く解消するためには、乱れてしまった自律神経を整え、
血行を良くする必要があります。
運動や入浴、食事などの生活習慣の改善を意識しましょう。
軽めの運動や入浴で血流を改善
冷えを解消するためには、血流の改善が必要です。
体の不調が出ているときに激しい運動をすることは難しいため、歩く時間を長くしてみたり
屈伸運動をしたりといった、軽めの運動で血行を良くしていきましょう。
また、シャワーではなく湯船にしっかりと入ることも、全身の血流改善に効果的です。
ぬるめのお湯に浸かって体を温めましょう。血流改善だけでなく、リラックス効果も期待できます。
温かい食事をとる
冷えた体に冷たい食べ物や飲み物を入れてしまうと、内側からも体を冷やしてしまいます。
さらに、胃腸にも負担がかかってしまうため、温かい食べ物、
発汗作用のある食べ物を意識して食事に取り入れるようにしましょう。
体を温める食材や飲み物には、おもに次のようなものがあります。
生姜・ネギ・ニラ・ニンニク
紅茶・ほうじ茶・ウーロン茶・生姜湯 など
冷たいコーヒーや緑茶、牛乳といった飲み物は体を冷やしてしまうため、
冷えによる不調が出ているうちは避けるようにしましょう。
おわりに
冷えの原因は日々の生活習慣と生活環境の両方にあるため、
日々の暮らし方や生活空間の気温を意識し、対策することが大切です。
冷えは慢性的な体の不調や、さまざまな病気を引き起こすリスクを高めます。
暑いと感じる夏場でも、冷房の使い方や冷たい飲食物のとりすぎに十分気を付けて、
体を冷やさないようにしましょう。
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