フェイシャルエステは施術を通じて肌のケアをしてくれます。
では、フェイシャルエステもどれくらいの頻度で通えば良いのでしょうか。

 

今回は、フェイシャルエステの最適な頻度を紹介し、より効果が期待できる方法についても解説します。

 

フェイシャルエステに通う基本的な頻度は2週間に1回程度

フェイシャルエステの適切な頻度は基本的に2週間に1回程度とされています。
その理由としてターンオーバーの頻度に合うという点が挙げられます。

 

肌は一定の周期で生まれ変わります。
たとえば、20代であれば14日程度で新しい皮膚細胞が生まれて成長し、さらに14日程度かけて老化して排出されるのです。

 

表皮の奥から新たな皮膚細胞が生まれ、古い皮膚細胞が押し上げられるというサイクルを繰り返します。
そして新しい皮膚細胞へ入れ替わることで、細胞が生まれ変わっていくのです。

 

この生まれ変わるタイミングでフェイシャルエステを行うことでターンオーバーが促進され、美肌や小顔効果が期待できるといえるでしょう。

 

目的や年齢によってフェイシャルエステの頻度は異なる

ターンオーバーを考えた場合、基本的な頻度として2週間に1回程度が最適です。
一方で、より目的や年齢を意識した施術を受けたい場合、この頻度が変化するのです。

 

ここでは目的や年齢によって頻度が変わる点について解説しましょう。

 

目的によってフェイシャルエステへ通う頻度は変わる

目的によってフェイシャルエステへ通う頻度は変化します。
フェイシャルエステに通う目的としては小顔や美肌、そしてリラクゼーションが挙げられるでしょう。

 

小顔を目的にした場合、肌のリフトアップがポイントになります。
そのため、頻度は2週間から1ヶ月に1回程度と、通常の頻度より間隔を開けたものになります。

 

リフトアップは、肌以外にも筋肉のケアをしていくため、それなりの刺激を伴います。
頻繁に通うと肌に負担が出てくることもあるので、小顔を目的にする場合はフェイシャルエステの頻度を抑えることがおすすめです。

 

ターンオーバー以外に、リンパや血液の流れが滞ってくる間隔も2週間から1ヶ月程度なので、その頻度で通うようにしましょう。

 

美肌は基本的な間隔である2週間に1回程度が目安です。
保湿ケアや肌のターンオーバーを狙った施術を受ける場合、頻度を短くするのがポイントになります。

 

また、大人ニキビなど肌のコンディションが悪い場合は、コンディションを整えるという意味で、基本よりもやや高頻度の1週間に1回程度で通うのもおすすめです。

 

ただし、高頻度にする場合は、エステティシャンと相談して頻度を決めるようにしましょう。

 

リラクゼーションの場合は、肌や筋肉のケアがメインになるので1ヶ月に1回程度、あるいはそれよりも間隔を開けた頻度がおすすめです。
引き締まった顔の状態をキープするだけでなく、顔にたまった疲れを解消する意味で頻度は少なくても地道に通うようにしましょう。

 

年齢に合わせた頻度もポイント

年齢に合わせた頻度で通うのも良いでしょう。
その理由としてターンオーバーの周期が挙げられます。

 

20代の場合は、約14日かけて肌が成長し、約14日かけて排出されるタイミングでターンオーバーが進みます。
一方で、10代ではその周期が約10日ずつの約20日になり、より短期でターンオーバーが進むのです。

 

このようにターンオーバーの周期は、年齢が低くなるごとに短くなり、対照的に年齢が高くなると長くなります。
目安として次のような周期が一般的とされています。

 

・30代　約20日（約40日）
・40代　約27日（約55日）
・50代　約37日（約75日）
・60代　約45日（約90日）

 

つまり、2週間に1回程度が基本であるものの、年齢によっては約45日（約6週間）に1回程度でも良い場合もあるのです。
ただし、肌の状態は年齢と比例しないこともあるので、あくまで目安ととらえましょう。

 

適切な頻度でフェイシャルエステに通うポイントは？

今回解説した頻度はあくまで目安であり、より効果的な頻度で通うためには次のようなポイントを押さえるのが良いでしょう。

・エステティシャンと頻度を相談する
・通わない間は自宅でもケアをする
・食生活に気をつける

 

エステティシャンと頻度を相談する

まず、エステティシャンと通う頻度を相談しましょう。
肌の状態や目的によってエステティシャンが推奨する頻度も変わってきます。

 

目的が不明瞭なままでは効果も十分期待できません。
フェイシャルエステのサロンに通う場合は、最初のカウンセリングで目的を伝え、通う頻度についてエステティシャンと相談するのがおすすめです。

 

通わない間は自宅でもケアをする

サロンに通わない間は、自宅でも化粧品やセルフケアを通じて基礎的なケアをするのがポイントです。
エステに頼りきりになるのではなく、紫外線対策をはじめ、洗顔や保湿ケアを行うようにします。

 

もちろん、それらのケアについてもアドバイスを受けたうえで適切な方法をとるようにしたり、安易にマッサージをしないでセルフマッサージについても教えてもらったりするのが良いでしょう。

 

食生活に気をつける

食生活に気をつけるのもポイントです。
たとえ、週に1回の頻度で通っていても食生活が乱れていては十分な効果が期待できません。

 

肌の細胞を活性化させる意味でも食事は重要です。
ポイントとしては、次の点を押えておきましょう。

・ビタミンCやビタミンEをセットで摂取する
・果物や野菜、ナッツ類を意識して摂取する
・油脂類や糖質に偏った食生活は避ける

 

これらの点を押さえておくだけでもフェイシャルエステの頻度に関わらず効果がより期待できるでしょう。

 

まとめ

マッサージやスキンケアの指導、さらに化粧品の使用方法などもアドバイスしてくれるフェイシャルエステは、肌のターンオーバーを意識した2週間に1回程度の頻度で通うのが最適です。

 

表皮の奥から新しい皮膚細胞が出てくる状態にフェイシャルエステの頻度を合わせることで、効果がより期待できるでしょう。

 

効果を狙って安易に高頻度で通うのではなく、エステティシャンと相談して最適な頻度で通うのがおすすめです。