ホットストーンセラピーとはどんなもの?
ホットストーンセラピーとはどんなもの?
ホットストーンセラピーとは、石を使用して行うセラピーのことです。
石を約45度に温め、そこから得られる遠赤外線効果で身体を温めていきます。
岩盤浴をしたことのある人なら分かりやすいですが、岩盤浴と同じような効果が得られるので、
施術後はしばらく身体が温かい状態が持続します。
身体を温めながらマッサージを行うことで、通常のハンドマッサージより効果が高いことも特徴です。
ホットストーンセラピーは、主に次のような効果が期待できます。
生理不順
冷え性
肩こりや腰痛
不眠症
疲労回復
眼精疲労
不調を起しやすい部分に温めた石を乗せて、その部位を芯から温める方法と、
オイルと併用してマッサージを行うという方法があります。
ホットストーンを使用したマッサージは、通常のハンドマッサージに比べてその効果は高く、
3倍から5倍にもなるといわれています。
ホットストーンセラピーは、石に蓄積された熱を利用して身体の冷えを改善したり不調に働きかけたりするもので、
ハワイ発祥のロミロミマッサージの施術のひとつとして知られています。
そのため、ロミロミマッサージのなかのひとつとして行っているサロンもあれば、
ホットストーンセラピーだけを専門に施術しているサロンも見られます。
ホットストーンセラピーは顔に施術することもできますが、
妊娠中の女性や泥酔している人、放射線治療中の人、湿疹や火傷のある人など、
一部施術できない人がいるので、事前に確認するなどの注意は必要です。
冷え性改善というと、寒い季節に行うという印象を持つ人もいるかもしれませんが、
不眠症や肩こりなどの冷えからくる体調不良に悩む人は、年間を通して行うことで効果を発揮しやすくなります。
また、特に不調が見られない人でも、身体を温めることで代謝が通常より良くなり、
免疫力をアップさせたり肌をきれいにしたりする効果が期待できます。
セラピーに使う石の種類や必要な準備は?
ホットストーンセラピーに使われる石は、玄武岩という石です。
玄武岩とは、火山から噴出して流れ出した溶岩がゆっくりと固まった石で、
アメリカのアイゾナ産のものも多いですが、火山がある地域であれば入手することができます。
しかし、これをそのまま使うわけではありません。
この玄武岩の表面を滑らかに磨き、肌に触れても安全で優しい表面に仕上げたものを使います。
では、活火山から流れ出た溶岩からできた玄武岩が、なぜホットストーンセラピーに用いられるのでしょうか。
それは、上の項目でも触れましたが、熱を蓄積する効果が高いことにあります。
ホットストーンセラピーは、玄武岩を温め、
それを身体に直接置いたりマッサージしたりすることで身体の不調を改善に導いていきますが、
施術の間はこの温度を保って効果を持続させる必要があります。
また、火山から流れ出た溶岩を使うと、遠赤外線効果が高く、熱がじっくりと身体の芯まで伝わりやすいため、
施術が終わった後も一定の時間なら温かさを持続することが可能です。
熱の伝わり方や効果には個人差がありますが、ハンドマッサージの効果を高めるうえでも、
熱を蓄積することに優れた玄武岩は、ホットストーンセラピーに適した石であるといえるのです。
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